流浪の民
撫の森の葉がくれに 宴ほがい賑わしや
松明あかく照らしつつ 木の葉しきて倨居する
これぞ流浪の人の群れ 眼ひかり髪きよら
ニイルの水に浸されて 煌ら煌らかがやけり
焚火かこみつ 燃ゆる赤き焔めぐり男息ろう
燃ゆる火を囲みつ 強く猛き男息ろう
女たちて忙しく 酒をくみてさしめぐる
歌いさわぐそがなかに 南の邦恋うるあり
厄難はらう祈言を 語り告ぐる媼あり
可愛し少女舞い出でつ 松明あかく照り遍る
管絃のひびき賑わしく つれたちて舞い遊ぶ
すでに歌いつ労れてや 眠りを誘う夜の風
なれし故郷を放たれて 夢に楽土求めたり
なれし故郷を放たれて 夢に楽土求めたり
東空の白みては 夜の姿かき失せぬ
ねぐらはなれて鳥鳴けば 何処往くか流浪の民
何処往くか流浪の民 何処往くか流浪の民
流浪の民
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